吸玉は、中国伝統医学(中医学)において、鍼灸や推拿(すいな:マッサージ)と並ぶ外治法(がいじほう)の一つとして非常に重要視されています。
🏛️ 吸玉(カッピング)の歴史
吸玉の歴史は非常に長い!!!
吸玉の歴史は非常に長く、その起源は数千年前に遡り、世界各地で独自の発展を遂げてきました。
現在ではスポーツ選手がコンディションを整えるために使用している方もいてお相撲さんや水泳選手などの背中や腕に丸いアザを見かけることも多くなりました!
起源と古代の世界
⚫︎紀元前3500年頃(古代エジプト): 最古級の記録が残っています。パピルスや象形文字に、吸玉を治療に取り入れていた記述が見られます。
⚫︎紀元前3世紀頃(中国): 中国医学の古典である最古の医学書の一つ『黄帝内経(こうていだいけい)』にも、吸玉療法の記録が残されています。当初は動物の角を使っていたため「角法(かくほう)」と呼ばれ、病気の原因となる邪気や瘀血(おけつ)を体外に引き出すために用いられました。
⚫︎紀元前4世紀頃(古代ギリシャ): 「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスも吸玉を推奨し、体液のバランスを整えるために利用していたとされます。
⚫︎中東・アラビア: イスラム医学(ユナニ医学)でも重要な治療法とされ、現在も広く活用されています。
中国での発展と日本への伝来
⚫︎隋・唐の時代:
動物の角から、安価で加工しやすい竹筒が吸引道具として使われるようになり、「吸筒法(きゅうとうほう)」と呼ばれるようになりました。
⚫︎清の時代:
陶器やガラス製の吸引器が用いられるようになり、「拔罐(ばっかん)」という名称が一般的になりました。
⚫︎現代の中国:
1950年代以降、伝統的な漢方医学として病院の鍼灸科などで広く活用され、研究が進められています。
⚫︎日本への伝来:
中国の漢方医学とともに日本に伝わり、江戸時代には「吸いふくべ」などの名称で民間療法として広まりました。明治時代以降は西洋医学が主流となり一時衰退しましたが、現在では健康維持や美容、スポーツ選手のコンディショニングとしても再び注目されています。
🎯 吸玉とツボ(経穴)の密接な関係
吸玉で『経絡』と『つぼ』を刺激
中医学では、吸玉は体の表面にある「経絡(けいらく)」というエネルギー(気・血)の通り道に沿って、特定の「ツボ(経穴)」を刺激するために用いられます。
1. 背中の「兪穴(ゆけつ)」の利用
吸玉が最もよく使われるのは、背中の脊柱(背骨)の両脇にあるツボのラインです。このラインには、体内の五臓六腑(ごぞうろっぷ:主要な内臓)と密接に関係する重要なツボが並んでいます。これを「兪穴(ゆけつ)」と呼びます。
これらの兪穴に吸玉を置くことで、吸引力が深部のツボを刺激し、対応する内臓の機能を整えたり、その臓腑に溜まった瘀血や邪気を取り除くことを目指します。
2. 経絡に沿った施術
吸玉は、凝りや痛みのある局所だけでなく、その症状に関係する経絡の走行に沿って連続的にカップを移動させる「走罐(そうかん)」という手技もよく使われます。
⚫︎目的: 経絡全体に刺激を与え、**気血の流れ(疏通経絡)**を改善することで、局所の症状だけでなく、全身のバランスを整えます。
吸玉は、その長い歴史の中で、単なる民間療法としてではなく、経絡やツボの理論に基づいた、論理的な治療法として発展してきたと言えます。
吸玉の種類
吸引の方法によっても種類があります
1. 火罐(ほかん)
こちらは当院で行なっている方法です
伝統的な方法で、ガラスや陶器のカップの内部で火(アルコールを染み込ませた綿など)を一瞬燃やして酸素を消費させ、熱と負圧を作り出す方法です。
特徴: 火の熱により温熱効果も加わるため、特に**寒邪(冷え)**による症状や、体が冷えている方に有効とされます。施術には熟練した技術が必要です。
2. 真空(ポンプ)式吸玉
現代で最も一般的に使用されている方法で、プラスチック製のカップを皮膚に当て、手動または電動のポンプで空気を抜いて負圧を作り出します。
特徴: 火を使わないため安全性が高く、吸引の強さを細かく調整しやすいのが利点です。
3. 竹筒吸玉(ちくとうすいだま)
昔ながらの方法で、竹筒を煮沸して温め、内部を熱い状態にして皮膚に当て、冷却による収縮で吸引力を生み出す方法です。
⚠️ 吸玉を受ける際の注意点
施術を受ける前に、以下の点に注意し、施術者に必ず伝えてください
1. 施術後の色素反応(跡)について
施術後は、吸引した箇所に赤色や紫色の丸い跡(色素反応)が残ります。これは数日から10日程度で消えますが、目立つ場所(腕や足など)に施術を受ける際は、服装や予定を考慮する必要があります。
跡は、血行が滞っている(瘀血がある)ほど濃く出やすいことを理解しておきましょう。
2. 吸引圧について
施術中は、吸引による痛みや不快感を感じることがあります。我慢せずにすぐに施術者に伝え、吸引圧を調整してもらいましょう。無理に強い圧で続けると、皮膚を傷める可能性があります。
3. 施術後のケア
施術直後は血行が非常に良くなっているため、激しい運動や過度の飲酒は避け、安静に過ごしましょう。
血行促進により、一時的に**体がだるくなる(好転反応)**ことがありますが、通常は翌日までに回復します。水分をしっかり補給し、ゆっくり休むことが大切です。
施術した部位を強くこすったり、すぐに熱いお風呂に入るのは避けましょう(ぬるめのシャワー程度が無難です)。
🚫 吸玉の主な禁忌事項(施術を避けるべき場合)
1. 皮膚の状態に関する禁忌
皮膚の炎症や感染症がある部位: 湿疹、皮膚炎、ニキビがひどい部位、火傷、日焼け直後の皮膚。
皮膚に傷やただれがある部位: 切り傷、擦り傷、手術痕のすぐ近く。
アレルギー体質で皮膚が過敏な方: 極度に皮膚が弱い方は避けるか、弱い圧でのみ試みるべきです。
2. 重篤な病気や循環器系に関する禁忌
出血しやすい病気・状態:
血友病など、血液凝固に問題がある方。
紫斑病など、異常な内出血を起こしやすい方。
重度の糖尿病などで末梢の血流障害がある方。
重度の心臓病や循環器疾患がある方。
極度の貧血や、体力が著しく低下している方。
3. その他
妊娠中の方: 特に腹部、仙骨部(腰の真ん中)、および刺激の強いツボへの施術は避けるべきです。
急性期の症状がある方: 高熱が出ているとき、感染症の急性期。
体表に大きな静脈瘤がある部位への施術。
💡 医師の診断・許可が必要な場合
以下の場合は、必ず事前に医師に相談し、許可を得てから施術を受けてください。
重い病気(特に高血圧、心臓病、腎臓病)で治療中の方。
血液をサラサラにする薬(抗凝固剤など)を服用している方。
過去に吸玉で重篤な皮膚トラブルを起こしたことがある方。
スポーツからダイエット、自律神経系への作用と幅広い効果が期待できます
吸玉の効果
🐉 中医学における吸玉の基本概念
中医学において、健康は「気(き)」「血(けつ)」「津液(しんえき)」のバランスと、体内のルートである「経絡(けいらく)」の流れによって保たれていると考えます。
吸玉の主な目的は、この流れを妨げる病理的産物、特に瘀血(おけつ)を取り除くことにあります。
1. 活血化瘀(かっけつかお)
これが吸玉の最も中心的な効能です。
意味: 血液の滞り(瘀血)を改善し、血行(活血)を良くすること。
作用: カップの陰圧で皮膚深部の瘀血を体表に引き上げ、停滞を解消します。これにより、血液がスムーズに流れるようになり、「通じざれば則ち痛む(不通則痛)」という中医学の原則に基づき、**痛みや凝り(疼痛)**の緩和に効果があります。
2. 袪邪(きょじゃ)
体外から侵入し、病気の原因となる邪気(寒邪、湿邪、風邪など)を取り除く作用です。
袪風除湿(きょふうじょしつ): 湿気や寒さからくる関節痛(リウマチ様症状)や筋肉の重だるさ、むくみ(湿邪)を取り除きます。
袪寒(きょかん): 体内の冷え(寒邪)を外に引き出すことで、冷えからくる消化器系の不調や痛みを和らげます。
3. 疏通経絡(そつうけいらく)
作用: 体表にある経絡(エネルギーの通り道)上のツボ(経穴)や、特に背中の**兪穴(ゆけつ)に吸玉を施すことで、その経絡の流れを整えます。これにより、対応する内臓の機能(臓腑)**が調整され、体全体のバランスが回復すると考えられます。
例: 肺兪(はいゆ)への吸玉は、呼吸器系の調整に役立つとされる。
吸玉は、単に筋肉をほぐすだけでなく、体内の「気・血・津液」の偏りを整え、自然治癒力を高めることを目的とした、奥深い治療法と言えます。
西洋医学的な作用・効果
吸玉は、皮膚にカップ状の器具(吸玉)を密着させ、カップの中を真空状態にすることで皮膚を吸引し、刺激を与える治療法です。
この吸引によって、一時的に血管が縮小し、その後カップを外すことで血管が拡張します。
📌 主な作用
⚫︎血行の促進: 皮膚や筋肉を吸引することで、深部に滞っていた血液(東洋医学では**瘀血(おけつ)**と呼びます)を皮膚表面に引き上げ、血液の循環を改善します。
⚫︎筋膜リリース: 陰圧で皮膚や筋膜を持ち上げ、硬くなった筋肉や筋膜の癒着を剥がすような効果(筋膜リリース)が期待できます。
⚫︎自律神経の調整: 背骨の周りにある自律神経を刺激し、そのバランスを整える作用があるとされています。
🌟 吸玉に期待される効果
吸玉は、以下のような様々な症状や体調の改善に役立つと考えられています。
⚫︎肩こり・腰痛・疲労回復: 血行不良や筋肉の凝りが改善され、老廃物や疲労物質の排出が促されます。
⚫︎デトックス: 血液やリンパの流れが良くなることで、体内の老廃物の排出(デトックス)が促進されます。
⚫︎冷え症・むくみの改善: 血行が促進されるため、慢性的な冷えやむくみの緩和に役立ちます。
⚫︎内臓機能の活性化: 背中などの特定の部位への刺激が、内臓諸器官に作用すると言われています。
⚫︎リラックス・睡眠の質向上: 自律神経のバランスを整えることで、心身の緊張がほぐれ、リラックス効果や質の良い睡眠につながります。
施術後の反応
🎨 吸玉の跡(色素反応)について
吸玉の施術後には、カップを付けた箇所に丸い赤や紫色の跡が残ることがあります。これは瘀血が皮膚表面に引き上げられたことによるもので、一般的の皮下出血ではありません。
色の濃さ: 血行が滞っている箇所や老廃物が溜まっている箇所ほど、色が濃く出やすい傾向があります。
色の変化: 回数を重ねて体調が良くなると、色素反応の色が薄くなる(ピンク色などに)ことが多いです。
消失期間: 跡は通常、1週間から10日ほどで自然に消えます。
りおしなの本格吸玉コース
オプションで全てのコースにつけられます
スポーツ選手がコンディショニングのために利用していることが知られていますが、肩こりや慢性的な疲労、冷え性、美容などを目的として、一般の方にも幅広く利用されています。
当院でもダイエットコースや鍼灸コースにオプションでつける方が多くいらっしゃいます
吸われてる感じがクセになるそうです!
吸玉片面(背面or腹面)1500円
吸玉両面(背中+お腹)2000円
https://rioshina.jp/_sys/contents/article_preview/$/id/8569/
オイルのコースにつけるのが大変おすすめ
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✨当院お初めての方は初回割引オイルのコースもあります✨
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はりきゅう りおしな/エステリラクゼーション Rioshina
住所:埼玉県志木市本町5丁目21−58
クレール志木 401号室
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