東洋医学の基本〜陰陽論〜
東洋医学の基本概念
全体のバランスを整え、自然治癒力を高める

東洋医学の基本概念は、自然界と人間を一つのつながりとして捉える、非常に奥深い哲学に基づいています。
西洋医学が「悪い部分を切り離す・抑える」という考え方なのに対し、東洋医学は「全体のバランスを整え、自然治癒力を高める」ことを目指します。
陰陽論(いんようろん)
この世のあらゆる事象を「陰」と「陽」の2つに分ける

陰陽論(いんようろん)は、東洋医学のなかでも最も根底にある「宇宙のルール」のような考え方です。 一言でいうと、「この世のすべては、対立する2つの性質がセットになって成り立っている」という理論です。
陰陽の具体例

身近なものを陰と陽に分けると…
陰(いん)
月・夜・地・冬・北
静・寒・暗・柔・内
女性・お腹・下半身・五臓
陽(よう)
太陽・昼・天・夏・南
動・熱・明・剛・外
男性・背中・上半身・六腑
陰陽論を知らなくても私たちの生活にも根づいていて『あの人は陽気な人だ』というと性格が明るく、にぎやかで、周囲を楽しい気分にさせる人みたいに自然を理解できます。
自然とと陰陽の分別はできてることが多いのではと思います
陰陽は絶えず変化してる!?
陰陽は単に2つに分けるだけでなく、これらは常に変化し、影響し合っています。
陰陽互根(ごこん)
「光がなければ影ができない」ように、一方がなければもう一方も存在できません。お互いが存在の根拠になっています。
陰陽制約(せいやく)
お互いがブレーキをかけ合い、行き過ぎないように抑制しています。
(例:陽の熱を、陰の水分が冷ましてバランスを取る)
陰陽消長(しょうちょう)一方が増えれば一方が減る、という絶え間ない変化です。
(例:昼が短くなれば、夜が長くなる)
陰陽転化(てんか)
極限まで行くと、もう一方にひっくり返ることです。
(例:冬が極まれば春(陽)になる。高熱が出た後に急に体が冷える)
体調管理における「陰陽バランス」
東洋医学では、健康とは「陰と陽のシーソーが水平に保たれている状態」を指します。不調はこのバランスが崩れた状態です。
陽気が強ければ強いほど元気があっていいのでは?と思いがちですが 陽の気が強すぎると『実熱』という病的な状態になっていると東洋医学では考えます
陽が強すぎる(実熱)
体内に熱がこもり、イライラ、顔が赤い、便秘、高熱などの症状。
実熱は強い症状が出てくることが多いのが特徴です
例えば…
『胃熱』という胃に熱がこもると、口の中が荒れたり、独特の強い臭いがしたりします。
『実熱』が血に影響すると出血しやすくなります
血が熱によって勢いを増し本来の血管ルートを逸脱する脳出血になることもあります
お湯を沸かしすぎて、ヤカンの蓋が吹き飛んで中身が溢れ出す」ような状態です。実熱によって血液が激しく煮え立ち、その勢いに血管が耐えきれなくなって破れるのが、東洋医学から見た脳出血(中風)の一つの側面です
陰が足りない(陰虚)
体を冷ます「潤い」が不足。のぼせ、寝汗、口の渇きなどの症状。
「実熱」が「火が強すぎる状態」だったのに対し、「陰虚(いんきょ)」は「火を消すための水(冷却水)が不足している状態」を指します。
冷却水とは東洋医学では血分と津液のことです
血分は働きすぎや過労、遊びすぎ、寝不足…など、エネルギーを消耗していいると減っていいきます
更年期で起きるホットフラッシュや不眠などもこの『陰』が足りなくなることで冷やすことができず、コントロール不能になった熱が、一気に上半身へ突き上げてくるのがホットフラッシュの正体です。
喉が渇きやすい
寝汗をかく
手足がほてる…などは
身体の『水(陰)』が不足しているサインです
陽が足りない(陽虚)
温めるエネルギーが不足。冷え性、元気がない、下痢などの症状。
強い冷えと悪寒
水分代謝の悪化(むくみ)
消化器のトラブル(下痢)
頻尿・夜間尿
陰が強すぎる(実寒)
外からの冷えや水分の摂りすぎ。強い冷え、むくみ、激しい痛みなど。
実寒は、急激に発症することが多く、症状が「強い」のが特徴です。
急激な強い冷え
激しい痛み
水のような排泄物
顔色の変化
陰陽論に基づく鍼灸治療
陰陽を整えて不調を改善を目指します

陰陽論に基づく鍼灸(しんきゅう)治療は、体に流れる「陰」と「陽」のエネルギー(気)の偏りを、鍼とお灸という道具を使って「整流」する作業です。
単に「痛いところに刺す」のではなく、体全体の陰陽のバランスを読み解きながら行われます。
現代医学の自律神経を整えるということも
『陽』である『交感神経』と『陰』である『副交感神経』を、バランスよく整えて不調に対してアプローチします
東洋医学では先人たちの臨床の積み重ね、体系化された診断方法があります
陰陽のバランスが何によって乱れているのかを判断し
施術を行います
はりきゅう りおしな/エステリラクゼーション Rioshina
住所:埼玉県志木市本町5丁目21−58
クレール志木 401号室
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